好きなんですっ、先生!
(先生side)

ったく…あいつ、どこにいんだよ。

リフトに乗り込んだ俺は、必死で神崎の姿を上から探した。

念のためコース外の周りにも、目を見開いてよく見ていたら。



「……ん?なんであんなとこにいんだよ…」



意外とすぐ見つけた神崎の姿。

コースからはだいぶ外れた雪山の中に、ひとり体操座りをしていた。


絶対寒いだろ、いつからいんだよ…

リフトを降りた俺は、コースを少しだけ滑って

神崎のいる場所へと急いだ。




多分だけと、転んだときになんかの勢いでふっとんだんだな。

じゃないと普通にあんなとこ行けねぇぞ…

深く積もった雪に足を踏み込んで、少し時間はかかったけど、だんだんと神崎のもとへ近づいた。



「……てー!……せんせー!」



な、なんだ、助け呼んでんのか。

今なんか“先生”って聞こえたような。

こんなときにそんなこと…あいつなら、いいそうだな…

するとあいつの後ろ姿が見えてきて。

もう少しでたどり着きそうなところで。





「……あいしてるよーーーーっ!!!」



「ふっ。」



思わず笑ってしまった。

…なんだよそれ、大バカ者だな。

いかんいかん、ちゃんと叱らないと。

そう思いながら、やっとあいつの後ろにたどり着いて。

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