好きなんですっ、先生!
そんなことより、私は一刻も早く先生のもとへ行かないと…!
そう思ってぱっと、先生の方を見た瞬間。
さっきから気になってたけど…女子生徒たちが先生の周りにたくさんいて。
やっとみんな、自分の席に戻っていくみたい。
私は、コップ一杯の水を一気飲みして立ち上がった。
「椎名せんせ~っ」
「こらぁ、食事中だぞ、立ち歩くな!」
「え~だって他の人も立ち歩いてる人いたよ?…それに先生人気者なんだもん。私がヤキモチ焼かないわけがないでしょう?」
そう、さっきからちらほら女子生徒達が”あとで写真撮ろう”だの、”卓球やろう”だの…言ってるの丸聞こえだったんだからね。
「トマト食べられないお子ちゃまは、座って食べることもできないのか?」
「な、なんで知ってるの!さては、私の事見ててくれたの?もう、先生ったら~」
「…はいはい。お前のバカでかい声が聞こえただけ。ほら早く戻れ。」
「じゃあ後でわたしとも写真撮ってよね?じゃなきゃ、部屋に突撃してやる~!」
去り際にそう言うと『わかったから』って言ってたけど。
本当にわかってるのかな。
本当は私と“だけ”、写真撮ってほしいんだよ…。