好きなんですっ、先生!
「神崎、さっきのお礼してもらってもいい?」
ベンチに座って口を開いたのは、朝倉くん。
必然的に朝倉くんと2人きりになってしまった。
そういえばトマト食べてもらったとき、なんか言ってたっけな…。
「あ、うん!何がいい?売店でお菓子でも買う?」
ここでできるお礼って言えば、お菓子かジュースしか思いつかないや。
私は朝倉くんの隣に腰掛けた。
「うーん、そうだな~…勉強会のお礼も含めてもいいよね?」
勉強会…そういえば忘れてた。
数学の勉強みっちり付き合ってもらったんだった。
うわぁ、私ったら、ちゃんとお礼できてなかったよ。
「もちろん!ごめんね、そういえばお礼できて……っ……」
朝倉くんに顔を向けた瞬間。