好きなんですっ、先生!
いきなり唇があたたかい感触に包まれた。
目を開けたままの私は、何が起きているのか、理解が追い付かなくて。
気がついた時には、朝倉くんの顔がゆっくりと離れて…
「お礼、受け取ったよ。」
「……え…?」
頭の中が真っ白になった。
ど、どどど、どういうこと…?
今のって、普通にさ…
……キス、してきたよね?
え、えぇぇぇぇぇえええ!!
「…ええ、えっと…え…?」
「まだわかんないの?神崎って本当に椎名先生にしか興味ないんだ…。」
私は思いきり、口を両手でふさぎながら、朝倉くんの顔をみつめた。
こんなときでも、私は先生を思い出す。
先生とのキッスが、上書きされてしまった気がして。
…い、いやだよ。
「ご、ごめん私、部屋…戻ります」
パッと立ち上がって速攻で部屋を飛び出した。
「え…あ、神崎!」
私はダッシュで部屋に向かった。