好きなんですっ、先生!
「早く、早く…なかったことに、う、うぅぅ…!」
なかったことにするには、そうだ。
もう早く寝てしまえばいい。
部屋に入ったらベットに入って速攻で寝る…うん、そうしよ。
今のキスはカウントしない。
そう自分にいい聞かせた。
ようやく自分の部屋の前に着いた私は、小さいポシェットの中に慌てて手を入れた。
「……あれ、ない。」
部屋のカードキーが…ななな、ない…!!
あれだけ先生に言われた『まじでなくすなよ』の言葉が思い浮かんだ。
「私また、やっちゃった…?」
焦って何回もインターホンを押したけど、美咲はまだいないみたい。
え、どうする?美咲はきっと早坂くんの部屋にいるはず。
だけど、さすがに二人のイチャラブ時間を邪魔するのはできないし…
かといって朝倉くんのとこに戻るのは、気まずすぎる。
…先生のとこに行ったら…多分こっぴどく叱られるに決まってるし。
椎名先生に叱られるのは全然いいし、大歓迎だけど…さすがに今回はまずいよね。