好きなんですっ、先生!
食事会場の扉を開けようとしたとき、前で歩く先生の足が止まった。
「…先生?どうしたの?やっぱり私にハグしたくなっちゃった?」
どうせうまくまた交わされるに決まってる。
そう思っていると、先生がこっちにふり返った。
「写真、撮るなら今だけど。」
「しゃ、写真…?」
『撮らないなら別にいいいけど』とか行って歩き始めようとするんだもん。
私はすぐに返事を返した。
「撮る…撮ります!はい、入って!せんせ~っ♡」
「…手短にな。」
急いでスマホを取り出して、先生と少し体を寄せ合って。
ドキドキしながら、何回もスマホのシャッターボタンを押した。
「手短にって言っただろ…何回撮るんだよ!!」
「えぇ、だってこんなこと、もう2度とないかもしれないじゃん!…はい、これで最後にするから~!」
私のわがままに、なんだかんだ先生は付き合ってくれて。
写真撮って欲しいって言ったこと、覚えててくれて嬉しかったよ。
しかも、2人きりのこの空間で…。