好きなんですっ、先生!
「え…」
思わず声が出た。
渡してすぐに透明の包装からクッキーを取り出して、口にパクっと運んでくれたのだ。
「え、えぇ!!せんせ…大丈夫?お腹痛くなったりしない…?」
「…ん、普通にうまいけど。なんだ?さては…毒でも入れたのか!?」
え、今、『うまい』って言ってくれたよね。
去年あげたときなんて、『ありがとう、早く帰れよ』しか言ってくれなかったのに?
その場で食べてくれた先生の姿に、開いた口が塞がらない。
「これトリュフか?こっちもうまいけど。去年よりも上達したんだな…ってなに泣いてんだよ…?」