好きなんですっ、先生!
そんな脳内お花畑を繰り広げながら、列に並んだ。
「わわ、やっぱりカップルだらけだね…」
「まあ、そりゃあそうだろ。」
前の人も、後ろの人も。
なんかみんないい雰囲気で、片寄せ合ったり、いちゃついています。
な、なんかきまずい…
ふと先生に、視線を送ってみると。
「…ん、なんだ、どした?」
至って普通な様子。
…そうだよね。
先生は大人だから、観覧車デートなんて、何回もしたことあるに違いない。
「な、なんでもないです…」
そんなこと気にしながら、列が前に進んだ。
もう少しで、順番が回って来そうなとき。
「前の2人ってさ、カップルかな?」
「いや、見るからに違うだろ。兄と…妹じゃね?」
後ろから聞こえてきた、カップルの話し声。
わかってはいたけど…直接耳にするとちょっと辛い…。
私は俯いた。
「…ほら、乗るぞ。」
並ぶ途中に離していたはずの手を、もう一度握ってくれた。
何度手を繋いでも、ドキッとしてしまって…
もしかしていまの会話、気にしてくれたの?先生…。