好きなんですっ、先生!

「先生となら、大丈夫だよわたし!!…準備はできてます!」

「俺は、ゴールにいなきゃいけねぇんだよ。…悪いな。」


えぇぇええ~!!

……ちぇっ。

せっかく先生がいるからきたのに。

意味ないじゃん~!!


「神崎、行こっか。」


懐中電灯を持って私の手を握ってきた、朝倉くん。

ふいに手を引っ張られた私は、ゴール地点に向かう先生を見つめた。

…そしたら、先生と目があって。

ずっと先生のこと気にして見ていたけど、先生は前を向いて歩き続けてしまった。


…うぅ。

あの“朝倉氏放送事件”のあとだもん。

きっと先生にも、なにか勘違いされてそう…。


< 290 / 367 >

この作品をシェア

pagetop