好きなんですっ、先生!
「美咲、サッカー部見に行っちゃう?」
「やだって言っても、祐奈どうせ行くでしょ」
そう、先生はサッカー部の顧問なのだ。
ピーっと笛を吹いてサッカーの指導をしている先生の姿は、一段と光って見える。
た、太陽よりも、まぶしい…!!
「早坂くん、やっぱかっこいい〜」
早坂翔眞(ハヤサカショウマ)くんを見ながら横で目を輝かせている美咲。
美咲は、同じクラスの早坂くんのことが好きなんだって。
「美咲だって、見にきたかったくせに〜!」
「ま、まぁ?祐奈がどうしてもって言うなら仕方ないし?」
毎日放課後になると私についてきてくれる美咲は、早坂くん目当てでもあった。
すると、美咲が口を開いた。
「でもさ〜もうすぐでクラス替えじゃん、どうする?椎名担任になったら」
「そ、それは!夢の夢のそのまた夢のようで!嬉しすぎて死ぬかもしれない…」
現在1年生の3月。
来月にはクラス替えがあって。
先生は3年生の担任だから、多分1年生の担任になるであろう。
そんな予想をしていた私は、心の中で1人で勝手に落ち込んだりもする。
あと2年早く生まれてれば、私先生のクラスになれてたのかなぁ…って。