好きなんですっ、先生!

「お!相田!」

「やっほ〜早坂くんお疲れ様!」

練習の休憩中、校庭の隅っこにいた私たちの元へ早坂くんが駆け寄ってきた。

私たちってよりは、正確には美咲の元に。

なんだかんだ美咲と早坂くんはいい感じだ。

それに比べて私は…先生を好きになってしまったわけで。

でもいいの。

見てるだけ、話すだけで、わたし幸せだもん。

「お前らまだ帰ってなかったのかー」

私の大好きな先生が、こっちに少しずつ近づいてきた。

「先生!今日もかっこいい!それでね、クラス替えしたら、わたし先生のクラスに入れてほしい!ね?お願…」

「うるさーい。ほんと元気だな〜神崎は」

先生は私の頭に手を当てて、しーっと口に指を当てながらそう言った。

そういうとこ、ずるいんだって。

私が好きってこと全然気づいてる癖に。

頭触ってもらえるなら、私何回だって伝えるよ?

そう思う私って、相当重症なのかな…。


「俺のクラスにお前いたら、毎日毎日調子狂うだろ…」

「先生ひどい!私がうるさいってこと?」

「そうそう、そういうこと。」


それだけ言って先生は練習に戻って行ってしまった。

私がいたら調子が狂うんだって。先生ったらひどいなぁ。
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