好きなんですっ、先生!
「3回目。」
「…なにが?」
「神崎のため息、これで3回目だよ。」
そ、そんなぁ…数えなくていいのに、朝倉くん。
「てかさ……水着似合いすぎ。せっかく可愛いのに、そんな顔すんなよ。」
「朝倉くんは褒め上手だね。それにくらべて…」
「椎名先生?」
私はコクリとうなずいた。
先生に褒められないと、意味ないもん。
「神崎はさ、頑張らなくていいんだよ。そのままの方が、俺は好きだけどなぁ。」
「だって頑張らないと、安西先生みたいな人に取られたくないんだもん。」
そうだよ、頑張らないと先生はこっちなんか見てもくれないし。
私達はそのまま、砂浜を歩いて、みんなのいる所へ戻った。
椅子や机はセットされ、上には大きいタープが張られていて
何人かの部員は海に入りにいってるみたい。