好きなんですっ、先生!
「…ゴホッ、ゴッホケホ……んん……せん、せ?…」
目が覚めるとわたしは、大勢の人達に囲まれていた。
一番目の前にいたのは、椎名先生。
…え?なんで、なにこの状況…?
「祐奈ぁああ!!……ねぇ、心配したんだよ…んっぐ、もう…」
「…へ?美咲、私なんで…」
いきなり抱きしめてくれた美咲は、ワンワンと泣き始めたのだ。
そ、そうだわたし…
やっと状況が理解できた。
溺れて死んじゃうのかな…ってとこだったん…だよね。
それにしても、すごい人の集まりで…
なんだか申し訳ないし、恥ずかしい。
「…あ、すいません、こっちです。」
救急車、呼んでくれたんだ…。
先生は救急隊員の人達と話をしているみたい。
「こちらの方ですね。一応体の状況確認しますので、立てますか?」
「…はい。大丈夫です。」
そのあと私は心臓の音とか、その他もろもろ救急車の中で確認してもらって。
特に異常もないから、搬送されることもなく終わった。