好きなんですっ、先生!
文化祭当日。
生徒達に、一般の人達、たくさんの人で校内は盛り上がっていた。
とりあえずわたしは美咲と一緒に更衣室に移動した。
「美咲めっちゃ可愛い!似合うね~!早坂くん、本当に鼻血出しちゃうかもよ?」
美咲はピンクのナース服。すらっとした細い足に、引き締まったウエスト。
こりゃあもう、鼻血確定です。
「えへへ、そうかな。そろそろ告ってくれないかなぁって…実は待ってるんだよね。」
うん、多分、いや絶対。今日の夕方にはカップルになっているはずだよ…!
言いたい気持ちを我慢しながら、私も衣装に袖を通した。
「祐奈だって、めちゃめちゃ可愛いんだからね?」
「…最近さ、なんか自信ないんだよね。やっぱ私は子供扱いされちゃうだけだし。」
同級生に恋をしている美咲を見ていると、やっぱり私の恋なんて叶わないのではないかと、少し自信がなくなってきたのだ。
すると美咲は私のおでこに突然手をあてた。
「どした?あの椎名大好き祐奈が、熱でもあるの!?」
「…いたって元気だよ、体はね。」
頑張ったところで先生が相手にしてくれないの、わかっているし。
「じゃあ、諦めれば?朝倉にしちゃいなよ。」
「な!!なんでそんな簡単に言うのさ…しかもなぜ朝倉くん!?」
「…祐奈って本当にバカなの?」
そ、そんなこと言わないでくださいよ美咲ちゃんよ…
それにそんな簡単に先生のこと、諦められるわけないもん。
着替え終わった私たちは、廊下に出た。