好きなんですっ、先生!
(先生side)

「ふーくんいる?」



文化祭当日、まさかとは思ったけど、聞き覚えのある声がした。

教室を覗いたら見覚えのある、親戚の顔。

一条萌(イチジョウ モエ)がそこに立っていた。



「会いたかったよ~」



まじかよ…学校までくるとは思ってもいなかったけど…

よりによって、神崎の目の前で抱き着かれた俺はちょっと焦った。

神崎のやつ、すげぇこっちを見て固まってるけど…変な誤解してんだろうな。






「ふーくんこれ買って~」



校内を案内してくれないなら、帰らないってだだをこねるから、仕方なく付き合ってやったけど。





「神崎、戻ろっか。」


俺は“神崎”って名前に反応して、無意識に後ろを振り返った。

そこには朝倉と手を繋いでる神崎の姿。

ってか朝から思ってたけど、そのスカート短すぎだろ…お前が逮捕されんぞ…




「か、彼氏じゃないよ…」



萌に言われてる神崎を見ていればすぐにわかった。




どうせ、朝倉が勝手に手を繋いだんだろうな。




だってお前は俺の事が…好きなはずで。





うわぁ俺って、自意識過剰なのか……!?




いやでも、あいつのまっすぐな気持ちに嘘はないはずだし。




でも俺は教師だし、今すぐどうこうしてあげられないのが、もどかしいんだけどな…。








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