好きなんですっ、先生!
職員室の少し手前で、先生が廊下に顔を出した。
「やっと来たか、遅い!」
パシッ
いつものファイルで軽く頭をパシッってやった先生。
「いったぁい!!…先生呼び出してどうしたの。」
“ちょいちょい“って手招きされて職員室に入った。
そこには山積みになったプリントが。
「これ、資料室に運ぶぞーはいっ」
「…え?これのために呼んだの?私てっきり告白されるのかと思ったのに~」
「…お前の頭ん中、一体どうなってんだよ。」
強制的にプリントを持たされて、一緒に資料室に足を運んだ。
でも今のこの状況…先生と2人きりなわけでして。
嬉しくなった私は前で歩く、先生の大きな背中をみつめていた。
それでもやっぱり、さっきの萌ちゃんの事が頭から離れなくて。
「今日なんか元気ないよな?なんだ~朝倉と喧嘩でもした?」
資料室に入って、大量のプリントを仕分けながら先生が言った。
「朝倉くんとは、別になにもないよ…」
信じてもらえるのかわかんないけど。
やっぱりお昼のあの時に、完全に誤解された、よね…。