好きなんですっ、先生!


「冗談に決まってんだろ?ばーか。」

「…なっ、ひどい!!先生の方がばかだもん!」

「高校生相手にするほど、先生は女の子に困っていません。」

「……わかってるよ、そんなの。」



そんなこと、言われなくてもわかってるよ。

ばか真面目に言わないでよ、本当乙女心がわかってないんだから…。




「…あと10年して俺が結婚してなかったら、神崎の事もらってやってもいいけど?」

「ほ、本当?10年ってことは、私、26歳!?うぅ、長すぎるよ~…」

「…純粋だな、本当にお前は。」




そのあと先生は『はい、ペン持って』って言いながら、問題集を開いて。

今の話、祐奈ちゃんの記憶にしっかり刻んどきますからね?

10年はちょっと長いけど…なんかいつもと違う反応をしてくれたことに、いちいち嬉しくなってしまった。





本当私って単純なんだな。

< 87 / 367 >

この作品をシェア

pagetop