好きなんですっ、先生!
お昼ご飯。
朝倉くんと約束した私は、食堂に向かった。
「祐奈~!」
券売機に並んで食券を購入すると、美咲と早坂くんがすでに席について食べ始めていた。
『こっちこっち~』と席をつめてくれた美咲の隣に座って4人で食べることに。
そして、先生に全然会えない私は、気分だだ下がり。
「…はぁあ~」
「ちょっと~そんなため息ばっかついてると、幸せ逃げるよ?」
美咲にそんなこと言われながら、カレーをパクっと口に運んだ。
幸せねぇ…誰か先生ここに連れてきてよ。
そんなことを願っている矢先。
「どこの学校の先生なんですか?」
「お兄さん、彼女は~?」
「ラインだけでも、交換しません?」
すぐ横のテーブルに、先生とさっきの石井コーチがお昼ご飯を食べていたのだ。
…そして、ナンパしてるであろう観光客の女子3人組。
まただよ…先生、いくらなんでもモテすぎだよ。
こういう時にさ、学年主任のおっさん先生は何をやってるわけ?
おっさんがいたら、きっと虫よけになるはずなのに。
なんなら今ここに、蚊取り線香でも持ってきましょうか?