加納欄の辞表
大山先輩がニヤニヤしながら続ける。

「最近、探偵事務所出したところのコーヒー、美味いらしいぜ」

「…………」

あんのふたりはー!

「課長!」

あたしは勢いよく課長へ向き直った。

「辞表、返してください!」

「ん?」

課長が持っていた辞表を奪い取る。

そして。

ビリッ!

ビリビリビリッ!

その場で思いっきり破り捨てた。

「先輩!」

あたしは二人をビシッと指差す。

「こうなった以上、働いてもらいますからね!」

二人の先輩は顔を見合わせた。

そして、ニヤリと笑う。

「そうこなくっちゃ」

「望むところさ」

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