加納欄の辞表
イヤーな予感しかしない。

「ちょ、ちょっと待ってください!」

二人は、あたしの言葉なんて完全に無視。

そのまま両脇を固められ、事務所から連れ出された。

そして。 連れてこられたのは。

やっぱり南署。

つい三日前まで通っていた、見慣れた場所。

そのまま課長のところまで連行された。

「課長!」

あたしは机をバンッと叩いた。

「なんなんですか、この横暴さは!」

「まあまあ、欄くん」

「あたしは一般市民なんですよ?」

「わかっとる、わかっとる」

「なら!」

「働かんのだよ」

「…………へっ?」

何のこと?

あたしには、さっぱり意味がわからなかった。
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