尊い推しに溺愛されてます!?
それからレンくんは、ますます私に構うようになった。
朝は「おはよう」と笑いかけてきて、移動教室では当然みたいに隣を歩く。
他の男子と話していると、さりげなく会話に入ってくるし、放課後にひとりで帰ろうとすると必ず迎えにくる。
「送る」
「え、大丈夫だよ」
「大丈夫じゃない。みう、無防備だから」
「そんなことないよ」
「ある」
そう言って、私の手首を軽くつかむ。
「俺のそばにいて」
そんなの、反則だ。
ある日、クラスの女子たちに囲まれた。
「白石さんって、一条くんと仲よすぎない?」
「どういう関係なの?」
「まさか付き合ってたりして」
刺さるような視線に、胸がぎゅっと縮む。
私は首を横に振ることしかできなかった。
「ち、違うよ……!」
本当に違う。
私はただのファンで、相手はみんなの憧れの一条レン。
釣り合うわけなんてない。
そう思っていたのに。
「そのへんにして」
静かな声がして、空気が変わった。
女子たちの後ろに、レンくんが立っていた。
「俺がみうに話しかけてるだけ。みうを困らせないで」
「一条くん……」
「それと」
レンくんはまっすぐ私の隣に来ると、肩を引き寄せた。
「みうは特別だから」
一瞬、教室が止まった。
私も止まった。
「え……」
「大事な子なんだ」
「れ、レンくん……!?」
耳元で小さく笑う。
「もう隠さなくていいでしょ」
心臓が、壊れそうなくらい鳴っていた。
朝は「おはよう」と笑いかけてきて、移動教室では当然みたいに隣を歩く。
他の男子と話していると、さりげなく会話に入ってくるし、放課後にひとりで帰ろうとすると必ず迎えにくる。
「送る」
「え、大丈夫だよ」
「大丈夫じゃない。みう、無防備だから」
「そんなことないよ」
「ある」
そう言って、私の手首を軽くつかむ。
「俺のそばにいて」
そんなの、反則だ。
ある日、クラスの女子たちに囲まれた。
「白石さんって、一条くんと仲よすぎない?」
「どういう関係なの?」
「まさか付き合ってたりして」
刺さるような視線に、胸がぎゅっと縮む。
私は首を横に振ることしかできなかった。
「ち、違うよ……!」
本当に違う。
私はただのファンで、相手はみんなの憧れの一条レン。
釣り合うわけなんてない。
そう思っていたのに。
「そのへんにして」
静かな声がして、空気が変わった。
女子たちの後ろに、レンくんが立っていた。
「俺がみうに話しかけてるだけ。みうを困らせないで」
「一条くん……」
「それと」
レンくんはまっすぐ私の隣に来ると、肩を引き寄せた。
「みうは特別だから」
一瞬、教室が止まった。
私も止まった。
「え……」
「大事な子なんだ」
「れ、レンくん……!?」
耳元で小さく笑う。
「もう隠さなくていいでしょ」
心臓が、壊れそうなくらい鳴っていた。