溺愛、しないで


放課後。


教科書等は持ち帰らないため、非常に軽い鞄を肩にかけて椅子から立ち上がる。


あ……そいや携帯の電源、ずっと切ってたけど大丈夫かな。


「そろそろいれるか」なんて考えながら教室を出ようとした時、突然友達に腕を強く引かれてバランスを崩す。


「あぶっ」


「一千映!なんか校門とこにバカやべえイケメンが二人もいるらしいよ!ほら写真、ちょっとブレてるけど!」


「え!?イケメン!?見せなあ!?」


「これこれ!ほら!スーツ着てる!」


「ヒュ〜!スーツ男子あざーっ……す……」


「一千映!?何そのこの世の終わりみたいな顔!世紀末じゃん!」


肩を強く揺さぶられるが、今一番見たくない顔ワースト一位と二位が目に入った私にはもはや何も聞こえてこなかった。


なんで青島さん達が学校(ここ)にいるの……!?

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