溺愛、しないで


その聞き方は疑問系ではあるものの、蜂蜜色はどこか確信しているようで、私は目を泳がせてたじろいでしまう。


雷太って妙に鋭いところあるんだよなー……。


「もしかしてまた俺のこと好きな女の子になんかされてる?……結構キツイ見せしめしたはずなんだけどなあ」


雷太が後半、何を言っているのかは聞き取れなかった。


てかそれなら、そっちの方が何百倍もマシなんだけど……。


頭の中に浮かんだ青島さん(極悪人)を追い払っていると、雷太が指を絡めてくる。


「俺には話せない?」


雷太が悲しそうに眉を垂らす。


私はその表情に呆気(あっけ)なく負け、昨日の出来事を洗いざらい話したのだった。

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