溺愛、しないで


慣れたような手つきで、下着の上から胸を揉まれる。


途端にぞくぞくした何かが腰を這い上がり、何かに掴まっていないと耐えられなくて、私は青島さんの服をぎゅうっと握り締めた。


「や、ぁ……っ!」


「ハハ、声かわい」


「っやだあ……!はなして!きすだってしたことなかったのに……っ!」


「…………え?」


「あおしまさんなんてきらい……!」


恥ずかしくて、体が熱くて、涙が滲んでくる。


「マジ?俺が初めてとか最高」


しかし私の泣き顔を見てもやはり全く動じず、それどころか恐ろしいほど整った顔で蕩(とろ)けたように笑う。


「一生独り占めさせて」


スカートの中に手が入り込んで息を呑(の)んだ瞬間──突然車の窓が強めにノックされた。


「あ゛ー……クソ。仕事かよ」


こんなひとだいきらい……!

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