ラッセルの丘で
入るなり、がばっと抱きしめられてキスされる。予想どおりとはいえ、ずいぶん激しいな、と感心しながら腕を憧くんの身体に回した。さっそく潜り込んであちこち探ろうとする舌に応えてそっと私も自分のを絡める。
「甘い……さっきのチェリーパイか」
「あ、せめて歯、磨きたいな。歯ブラシ持ってるし」
「いいって、あとで」
なんでもかんでも後回しだな、と呆れているとベッドに誘導される。蹴飛ばすように靴を脱いで、そのまま押し倒された。
「やべー、なんかもう我慢できそうにないかも、今日」
覆いかぶさって、さっそく背中のファスナーを下してくる。すぐさま肩から剥くようにワンピースをずり下げてくる余裕のなさが、なんだかかわいらしく思えてしまった。
「……いいよ、我慢なんてしなくって」
憧くんの頭を、よしよし、と撫でてあげた。けっこう髪が伸びたな、なんて思いながら。
「好きなこと、好きなだけ、ね」
「したいこと、したいだけ、もだろ?」
「そうそう。日本でできないことやりまくろ?」
「エロ女。お仕置きだな」
乱暴な言葉とは裏腹に、こめかみにずいぶん優しいキスが落ちてくる。耳の輪郭を舌でつつっとなぞり、そのまま首筋に唇が押し当てられる。すぐさまちゅっ、と吸い上げられて、ちょっと焦る。
「や……ちょっと、痕つけないでよ」
「我慢しなくて、いいんだろ?」
まるでお構いなしに、ちゅっ、ちゅっ、とさらに強めに何度か吸われて、ひゃっ、と変な声が出てしまう。執拗に何度も繰り返したあと、今度は鎖骨の辺りを舌先でちろちろ舐められる。ちょっとくすぐったくて、同時にとても気持ちいい。思わず身じろぐと、憧くんの指がさっき吸い付いてきた首のあたりに触れてきて、なぜか得意げにつぶやいた。
「いい感じでばっちり付いたな」
「なにがいい感じよ? これから真夏だっていうのに……」
どうすんのよ、と睨んでやろうとしたら、唇を塞がれた。下唇をちゅるっと吸われて舌で焦らすように舐められ、そのまま上唇を食まれ、同じようにちゅるちゅる吸ってくる。またしてもとても優しいキスで、なんだかうっとりしそうになるものの、文句の一つくらいは言ってやりたい。
「髪、まとめられなくなっちゃう。丸見えだもの……どうしてくれるのよ?」
「オレ、髪下ろしてる方が好き」
「ふうん。どうして?」
「優依の髪、ふわふわしてて手触りいいから」
そっとなでられて、「これこれ」とにこっと微笑まれてしまうと、さすがに悪い気はしない。
「……こういう時だけ調子がいいね」
「諦めろって。そこは年上らしく」
耳元で囁かれて、しばし耳朶を唇で挟まれたりぬるりと舌が中まで入ってきたりと執拗に攻められた後、再びゆっくり下降していった唇が、今度は胸を弄び始めた。慣れた様子でさっさとホックをはずし、ブラを押し上げて先端に吸い付き、もう片方には手が伸びてきて無遠慮に揉んでくる。ちょっと乱暴で、なんだかぞくっとしてしまう。
「……じゃ、せめて年上に敬意を払いなさいよ」
「これからたっぷり払うって」
前触れなく強めに先端を吸われて、んっ、反応してしまう。続けざまに硬く尖らせた舌で弄ばれながら、きゅっ、きゅっ、と手の中でも転がされる。指の間に挟んだり、押しつぶしてきたりと、ずいぶん念入りあれこれしてくる。こうしてちゃんとベッドで抱き合える機会は多くないから、たっぷり楽しみたいのかもしれない。
あまり大きくないのもあって胸にはどうも自信がないから、こうやって丁寧に攻められると、気持ちはいい反面、恥ずかしくてたまらない。今さらながらに、部屋が明るいのにも耐えられなくなってくる。
「ねえ、少し暗くして?」
「やだよ、もったいない」
左右公平に、というつもりなのか、いつの間にか唇と手が交代した格好でやっぱり延々と硬く立ち上がった片方の先端を吸われ、もう片方の全体を手のひらで揉みしだかれている。指の腹でくりくり押しつぶしてきたり、やりたい放題もいいところだ。
「せっかくじっくり見られるチャンスだし」
「……大きくないから、嫌なの」
「別に大きければいいってもんじゃないだろ」
優依はこれでいいんだよ、なんてやけに優し気に言ってしばらく弄んだあと、ようやく手はお尻へと滑っていく。丸みを確かめるようにすりすり撫でまわされて、ちょっと焦る。
「こっちもかわいいサイズ感で、オレは好き」
腰のあたりに引っかかったワンピースをお尻を通して脚から引き抜くと、せっかちに手が下着の中へと入ってくる。するっと入り口に指が滑ってきて、きゃっ、と変な声が出てしまった。
「……え、なんでもうこんな濡れてんの?」
「い、いいだけ触りまくるから……でしょ」
「優依も我慢できない感じか……気が合うな、オレたち」
やけに嬉しそうなのにイラっとしつつ、否定できない自分がさらに腹立たしい。すでにたっぷり濡れたそこを指で擦られて、びくっとしてしまう。浅く差し込まれて中で小さく動かされただけで、あっ、と軽くイキそうになってしまう始末で、こんな自分が嫌になる。
「いいよ、見ててやるから、イケよ」
「……思うつぼだから、嫌」
言い終わるが早いか、ぐいっと指が奥まで入ってくる。
「ぃやぁっ……」
挿しこんだままの指が、ぐるりと奥で粘膜を抉る。ゆっくり何度もかき回されて、身体が勝手にびくっ、びくっ、と痙攣した。
「いいな、それ……素直で」
いったん指が手前へ引かれて、今度は再び浅い部分でぐっとお腹側へと折り曲げられる。
「こっちは……?」
「やっ……だ、だめぇっ……あっ」
まるで感電でもしたかのように、びりっと背筋が慄いた。あっ、あっ、と短くいやらしい吐息が洩れてしまうのを、遠く感じる。
「……優依、すごく可愛い」
うっとり呟いて起き上がると、憧くんはおもむろ服を脱ぎ始めた。まずTシャツを放り投げ、それからベルトを外してジーンズを下げる。
重みがずれた隙に私は起き上がってそっと手を伸ばし、下着の上から膨らんでいる部分に触れた。
「ね……触らせて」
「甘い……さっきのチェリーパイか」
「あ、せめて歯、磨きたいな。歯ブラシ持ってるし」
「いいって、あとで」
なんでもかんでも後回しだな、と呆れているとベッドに誘導される。蹴飛ばすように靴を脱いで、そのまま押し倒された。
「やべー、なんかもう我慢できそうにないかも、今日」
覆いかぶさって、さっそく背中のファスナーを下してくる。すぐさま肩から剥くようにワンピースをずり下げてくる余裕のなさが、なんだかかわいらしく思えてしまった。
「……いいよ、我慢なんてしなくって」
憧くんの頭を、よしよし、と撫でてあげた。けっこう髪が伸びたな、なんて思いながら。
「好きなこと、好きなだけ、ね」
「したいこと、したいだけ、もだろ?」
「そうそう。日本でできないことやりまくろ?」
「エロ女。お仕置きだな」
乱暴な言葉とは裏腹に、こめかみにずいぶん優しいキスが落ちてくる。耳の輪郭を舌でつつっとなぞり、そのまま首筋に唇が押し当てられる。すぐさまちゅっ、と吸い上げられて、ちょっと焦る。
「や……ちょっと、痕つけないでよ」
「我慢しなくて、いいんだろ?」
まるでお構いなしに、ちゅっ、ちゅっ、とさらに強めに何度か吸われて、ひゃっ、と変な声が出てしまう。執拗に何度も繰り返したあと、今度は鎖骨の辺りを舌先でちろちろ舐められる。ちょっとくすぐったくて、同時にとても気持ちいい。思わず身じろぐと、憧くんの指がさっき吸い付いてきた首のあたりに触れてきて、なぜか得意げにつぶやいた。
「いい感じでばっちり付いたな」
「なにがいい感じよ? これから真夏だっていうのに……」
どうすんのよ、と睨んでやろうとしたら、唇を塞がれた。下唇をちゅるっと吸われて舌で焦らすように舐められ、そのまま上唇を食まれ、同じようにちゅるちゅる吸ってくる。またしてもとても優しいキスで、なんだかうっとりしそうになるものの、文句の一つくらいは言ってやりたい。
「髪、まとめられなくなっちゃう。丸見えだもの……どうしてくれるのよ?」
「オレ、髪下ろしてる方が好き」
「ふうん。どうして?」
「優依の髪、ふわふわしてて手触りいいから」
そっとなでられて、「これこれ」とにこっと微笑まれてしまうと、さすがに悪い気はしない。
「……こういう時だけ調子がいいね」
「諦めろって。そこは年上らしく」
耳元で囁かれて、しばし耳朶を唇で挟まれたりぬるりと舌が中まで入ってきたりと執拗に攻められた後、再びゆっくり下降していった唇が、今度は胸を弄び始めた。慣れた様子でさっさとホックをはずし、ブラを押し上げて先端に吸い付き、もう片方には手が伸びてきて無遠慮に揉んでくる。ちょっと乱暴で、なんだかぞくっとしてしまう。
「……じゃ、せめて年上に敬意を払いなさいよ」
「これからたっぷり払うって」
前触れなく強めに先端を吸われて、んっ、反応してしまう。続けざまに硬く尖らせた舌で弄ばれながら、きゅっ、きゅっ、と手の中でも転がされる。指の間に挟んだり、押しつぶしてきたりと、ずいぶん念入りあれこれしてくる。こうしてちゃんとベッドで抱き合える機会は多くないから、たっぷり楽しみたいのかもしれない。
あまり大きくないのもあって胸にはどうも自信がないから、こうやって丁寧に攻められると、気持ちはいい反面、恥ずかしくてたまらない。今さらながらに、部屋が明るいのにも耐えられなくなってくる。
「ねえ、少し暗くして?」
「やだよ、もったいない」
左右公平に、というつもりなのか、いつの間にか唇と手が交代した格好でやっぱり延々と硬く立ち上がった片方の先端を吸われ、もう片方の全体を手のひらで揉みしだかれている。指の腹でくりくり押しつぶしてきたり、やりたい放題もいいところだ。
「せっかくじっくり見られるチャンスだし」
「……大きくないから、嫌なの」
「別に大きければいいってもんじゃないだろ」
優依はこれでいいんだよ、なんてやけに優し気に言ってしばらく弄んだあと、ようやく手はお尻へと滑っていく。丸みを確かめるようにすりすり撫でまわされて、ちょっと焦る。
「こっちもかわいいサイズ感で、オレは好き」
腰のあたりに引っかかったワンピースをお尻を通して脚から引き抜くと、せっかちに手が下着の中へと入ってくる。するっと入り口に指が滑ってきて、きゃっ、と変な声が出てしまった。
「……え、なんでもうこんな濡れてんの?」
「い、いいだけ触りまくるから……でしょ」
「優依も我慢できない感じか……気が合うな、オレたち」
やけに嬉しそうなのにイラっとしつつ、否定できない自分がさらに腹立たしい。すでにたっぷり濡れたそこを指で擦られて、びくっとしてしまう。浅く差し込まれて中で小さく動かされただけで、あっ、と軽くイキそうになってしまう始末で、こんな自分が嫌になる。
「いいよ、見ててやるから、イケよ」
「……思うつぼだから、嫌」
言い終わるが早いか、ぐいっと指が奥まで入ってくる。
「ぃやぁっ……」
挿しこんだままの指が、ぐるりと奥で粘膜を抉る。ゆっくり何度もかき回されて、身体が勝手にびくっ、びくっ、と痙攣した。
「いいな、それ……素直で」
いったん指が手前へ引かれて、今度は再び浅い部分でぐっとお腹側へと折り曲げられる。
「こっちは……?」
「やっ……だ、だめぇっ……あっ」
まるで感電でもしたかのように、びりっと背筋が慄いた。あっ、あっ、と短くいやらしい吐息が洩れてしまうのを、遠く感じる。
「……優依、すごく可愛い」
うっとり呟いて起き上がると、憧くんはおもむろ服を脱ぎ始めた。まずTシャツを放り投げ、それからベルトを外してジーンズを下げる。
重みがずれた隙に私は起き上がってそっと手を伸ばし、下着の上から膨らんでいる部分に触れた。
「ね……触らせて」