恋のメンテナンスは必要ですか?
*
彩の寝室前で二人は立ったまま話し合う。
「明日は職場まで送っていくから」
「そこまでしてもらったら流石に悪いです!」
「俺がしたいから」
翔の願う表情になにも言えなくなる。
こういう時に綺麗なこの顔は、本当にずるい。
「我儘言ってごめん、でもこれくらいしかできないから。帰りは迎えに行けなさそうだから車を送るよ。一応、ここの住所もあとで送っておくね」
彩は諦めて甘えることにした。
きっと謙遜して断るよりも受け入れた方が喜ばれる。
「……ありがとうございます。」
「うん。……おやすみ」
「おやすみなさい」
パタリと、扉が閉まる。
まだ慣れない自分の部屋。
同じ家に翔がいるのだとわずかな緊張を感じながら、彩はベッドに入った。
*
「お疲れー」
「お疲れ様でしたー」
仕事終わり。院内で樹は一人浮かない顔をしていた。
「星野くん、どうしたの?」
「三樹さん……いや、彩が休むなんて初めてなんで」
樹の様子に察した三樹は「あー確かにね」と考えを巡らせる。
「なんで休んだんだっけ?」
「それが……院長が体調不良とは言ってたんすけど。連絡しても返信ないし、なんか腑に落ちないんすよね」
「ふーん?まぁ星野くんがいうならなんか違う理由なのかもね」
三樹の妙な納得に樹は聞き直す。
「?言っといてなんですけど、なんか俺説得力ありました?」
「だって星野くん、彩ちゃんのこと好きでしょ」
「なっ!?」
樹は顔を真っ赤に染めて体を後ろに下げる。
狼狽えたまま、パカパカと口だけが動いてしまった。
「わかりやすーい。」
「三 樹 さ ん……!!」
「あっはっはー」
三樹の一切気にしていない様子に樹は大きくため息を吐く。
彩の寝室前で二人は立ったまま話し合う。
「明日は職場まで送っていくから」
「そこまでしてもらったら流石に悪いです!」
「俺がしたいから」
翔の願う表情になにも言えなくなる。
こういう時に綺麗なこの顔は、本当にずるい。
「我儘言ってごめん、でもこれくらいしかできないから。帰りは迎えに行けなさそうだから車を送るよ。一応、ここの住所もあとで送っておくね」
彩は諦めて甘えることにした。
きっと謙遜して断るよりも受け入れた方が喜ばれる。
「……ありがとうございます。」
「うん。……おやすみ」
「おやすみなさい」
パタリと、扉が閉まる。
まだ慣れない自分の部屋。
同じ家に翔がいるのだとわずかな緊張を感じながら、彩はベッドに入った。
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「お疲れー」
「お疲れ様でしたー」
仕事終わり。院内で樹は一人浮かない顔をしていた。
「星野くん、どうしたの?」
「三樹さん……いや、彩が休むなんて初めてなんで」
樹の様子に察した三樹は「あー確かにね」と考えを巡らせる。
「なんで休んだんだっけ?」
「それが……院長が体調不良とは言ってたんすけど。連絡しても返信ないし、なんか腑に落ちないんすよね」
「ふーん?まぁ星野くんがいうならなんか違う理由なのかもね」
三樹の妙な納得に樹は聞き直す。
「?言っといてなんですけど、なんか俺説得力ありました?」
「だって星野くん、彩ちゃんのこと好きでしょ」
「なっ!?」
樹は顔を真っ赤に染めて体を後ろに下げる。
狼狽えたまま、パカパカと口だけが動いてしまった。
「わかりやすーい。」
「三 樹 さ ん……!!」
「あっはっはー」
三樹の一切気にしていない様子に樹は大きくため息を吐く。