『冥府の門番は今日も忙しい!――聞いてないぞ! 死神が仕事放棄とか!――』
中央制御室へ飛び込むと、そこは下の階とはまた別の意味で修羅場になっていた。
壁一面の大型画面には、各冥府門の状況、魂の流入数、結界の耐久値が絶え間なく更新され、職員たちは次々と入る報告を処理しながら各部門へ指示を飛ばしている。
その中央で複数の画面を同時に確認し、次々と指示を出していたのが、冥府長官・咲良だった。
「咲良! 状況報告してくれ。それと親父は何処だ!」
俺の声に振り返った咲良は、一瞬だけこちらを確認すると、すぐに手元の画面へ視線を戻した。
「第一冥府門は完全に突破された。現在は第二結界で流入を抑えてるけど、このままの速度じゃ長くは持たない。通常死亡案件部門はもう受け入れ限界を超えてるし、輪廻転生管理部門と魂籍管理部門にも応援を回してる。それでも全然追いついてない」
「死神部門は?」
「全員いない。窓路を含めて、綺麗さっぱり」
「ボイコットって、そこまで徹底してやるもんなのかよ……」
「私に聞かないで」
「で、親父は?」
一番聞きたいのはそこだった。
咲良の指が一瞬だけ止まり、その反応だけで嫌な予感がする。
「螺良様は現在、所在不明」
「それはさっき聞いた! 探したのか!?」
「当然でしょ。執務室、私室、謁見の間、休憩室、酒蔵、それから本人が勝手に作った昼寝部屋まで全部確認させた」
「昼寝部屋なんか作ってんのか、あいつ!」
「三つあるけど?」
「三つもいらねぇだろ!」
壁一面の大型画面には、各冥府門の状況、魂の流入数、結界の耐久値が絶え間なく更新され、職員たちは次々と入る報告を処理しながら各部門へ指示を飛ばしている。
その中央で複数の画面を同時に確認し、次々と指示を出していたのが、冥府長官・咲良だった。
「咲良! 状況報告してくれ。それと親父は何処だ!」
俺の声に振り返った咲良は、一瞬だけこちらを確認すると、すぐに手元の画面へ視線を戻した。
「第一冥府門は完全に突破された。現在は第二結界で流入を抑えてるけど、このままの速度じゃ長くは持たない。通常死亡案件部門はもう受け入れ限界を超えてるし、輪廻転生管理部門と魂籍管理部門にも応援を回してる。それでも全然追いついてない」
「死神部門は?」
「全員いない。窓路を含めて、綺麗さっぱり」
「ボイコットって、そこまで徹底してやるもんなのかよ……」
「私に聞かないで」
「で、親父は?」
一番聞きたいのはそこだった。
咲良の指が一瞬だけ止まり、その反応だけで嫌な予感がする。
「螺良様は現在、所在不明」
「それはさっき聞いた! 探したのか!?」
「当然でしょ。執務室、私室、謁見の間、休憩室、酒蔵、それから本人が勝手に作った昼寝部屋まで全部確認させた」
「昼寝部屋なんか作ってんのか、あいつ!」
「三つあるけど?」
「三つもいらねぇだろ!」