『冥府の門番は今日も忙しい!――聞いてないぞ! 死神が仕事放棄とか!――』
「では今度こそ本題です。このあと脱線させた人は拘束します」

「俺も?」

「全員」

「母さんも?」

「特に」

 母さんが笑う。

「咲良、厳しい〜」

「黙る」

「はーい」

 ようやく進む。

 そう思った、その時だった。

 俺の心へ突然、神楽の声が響いた。

『軍釟』

「ん?」

 つい声が出た。

 窓路が俺を見る。

「どうした」

「何でもない」

『今から三発来るから、構えて』

 俺は眉を寄せた。

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