外れ夫と結婚したのに、気付けば憧れの愛され妻と呼ばれていました
月日が流れて爽やかな緑が薫る五月の下旬。
都心から少し離れた美しい自然に囲まれたチャペルで、沙絵と蒼真は結婚式を挙げた。
親しい人たちに囲まれた温かな式。
沙絵が思い描いた夢の結婚式を蒼真が叶えてくれたのだ。
「俺にとって沙絵は初恋でたったひとり好きになった人だ。この気持ちはこれからもずっと変わらない。それは当たり前のことだったけ
ど今改めて誓う。沙絵だけを愛して守っていくと」
「私にとっても蒼真はかけがえのない大切な人。ずっと一緒に生きていこう」
幼い頃から憧れていた純白のウエディングドレスに身を包み、蒼真に腕を惹かれてバージンロードを歩く。
重なり合う想いを、親しい人たちの前で誓い、キスを交わす。
それは永遠の約束だった。


