極甘クールな芸能人幼なじみの意地悪な溺愛~デート編・那月視点~





そういえば告られたことなんか、いちいち報告してなかった。
うちの学校でそういうことがあったら即広まるし、あんま稀少性もないんだよな。


このことは言うべきなのか。
でもそんな悩みはすぐどこかへ飛んでった。
なんでって、紗知の前に男が現れたから。


おまえ誰?
は? 委員会の先輩?
俺の前でさっちゃん呼びする度胸あるんだ?


紗知に触った男の末路は相馬だけが知ってればいい。あいつと蘭ちゃんにはいまだに紗知の護衛をしてもらってるし。
(一軍の相馬が陰ながら男子を牽制してくれてるし、蘭ちゃんもかなり頼もしい)


貴重な時間がもったいないからすぐ追い払った。
穏便にすませたかったけど空気が読めない奴でちょっとオラつく自体になって反省。
紗知の前ではまだ猫被ってたいのに、もう全部はがれてたりして。


しかも近くにいた女子たちまで騒ぎだした。
柄にもなく紗知が俺の前に出て、隠れとくようにってリードしてくる。
学校に来てから紗知は常に気を張ってくれてる。


なんかごめんなって思うけど、身バレ防止に必死な姿が不謹慎にもたまらなく可愛い。
嘘をつくのが下手くそな紗知がどうやってこの状況を乗りきるのか、見届けたいから言われた通り大人しくしてる。


マネージャーをしてもらってる時も紗知は一生懸命だったけど、好きな人が自分のために奮闘してくれるっていいね。
俺のことそんなに好きなの? 
後でそう聞いてみよ。
そうだよ、って言われたら人目も気にしないで抱きしめたくなるからやっぱやめとくか。


でももっと好きになってくれないと、俺が紗知を好きって気持ちにはとても追い付けないよ。



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