ハニー*シークレット
一条さんにはバレちゃったけど……彼女になれば言うことは止めてもらえるみたいだし、引き続き頑張ろう!

お兄ちゃんのために!

ぐっと拳を握りしめていたら、ウィッグを差し出された。

「はい。付けるんじゃねぇの」

あ、そっか…あぶないあぶない……。

「ありがとうございます」とお礼を言って、私はウィッグをかぶった。

よしっ、オッケー!

ーガチャッ

ふぅと息をついてリビングへ向かった。

♡・・・♡・・・♡

「ねぇ、お昼ご飯どうするの?」

お兄ちゃんのLINEとにらめっこしていたら、ふと小澤くんがそう言った。

「え……?」 

確かに、もうお昼ご飯の時間だ。

「出前でも取る?なんか作る?」

津崎さんがみんなにそう聞いても、みんなの顔はイマイチ。

ううん…私、なにか作れるものないかな……?

簡単なものなら…作れるけど……。

「みんななにも作れないんだよね。きみ、なにか作れるものある?」

みんなの視線が私に向いた。

あ…私……?

そんな豪華なものは作れないけど…でも…。

「えと…はい、簡単なものなら…」

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