ハニー*シークレット
☆ ☆ ☆ ☆

ふぅ…。

もう、これぐらいで良いかな……?

私はそっと息をついて、リビングに声をかけた。

「で、できましたっ……!」

すると真っ先にきたのは小澤くんだった。

「えええ……!すごいっ。これ、悠ちゃんが作ったの?」

え…?

悠、ちゃん……?

驚いている私に、小澤くんが「あっ」と言って説明してくれた。

「あ、そうそう!可愛い見た目だから、悠ちゃんね!」

ふふふっ…あだ名で呼ばれるのは…嬉しいなっ…。

私の名前は花乃だけど……。今はお兄ちゃんの姿だから悠ちゃんなんだっ。

ふふふっ…あだ名で呼ばれるのはじめてかもしれないっ…。

たとえ、お兄ちゃんの姿でも嬉しいなっ…。

「ふふっ、ありがと」

「…」

じわじわとほおが赤くなっていく小澤くん。

い、いまのは女の子っぽかったかな……?

「…やっぱり可愛い!君、アイドルになれるよ!」

ぐりぐりと肩をゆすられて目が回りそうになった。

バレちゃったかな……?と不安になったけどそんな感じはなかったから良かった……。
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