ハニー*シークレット
続いて、津崎さん、一条さん、そして守宮さんの順番にリビングに来た。

「わぁ…美味しそうだね、きみ、何者なの?」

津崎さんにそう聞かれて、答えに迷う。

何者って言われても…普通の中学生なんですけど…と思ってしまった。

「えと…」

「仁斗やめろ」

困っていたら上からそう声がした。

…え?

あ…一条さん…。

びっくりして、一歩後ずさる。

「やめろって…。気になるじゃん。
この子後ずさってるよ。警戒されてるね、蓮」

なっ……。

そんな意味で、後ずさったわけじゃないんだけど…。

「ち、ちがっ…」

「仁斗くん、悠ちゃんが困っちゃってるよ〜」

ほわほわとした小澤くんの一声が助かった……。

私はほっと息をついた。

「…悠ちゃん?」

のも束の間。

「そうそう〜。僕、悠太くんのこと悠ちゃんって読んでるんだ〜」
  
小澤くんが私の肩を抱いた瞬間。

リビングにはぴりぴりとした空気がながれた。

私はなにがなんだかわからなくてオドオドする。



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