ハニー*シークレット
「わ……」

私はリビングに入るなり、そう歓声をあげてしまった。

いけない、私は男子だよねっ!

もっと男の子らしい声出さなきゃ…。

「…え?」

ぐっと手を握りしめて、上を向いたら、男の子がたくさんいた。

な、な、なんでこんなにいるのっ……!?

1人としか聞いてないんですけどっ…!

私は目をパチパチと瞬きを繰り返す。

え……?どういうこと…?

お、お、お兄ちゃん〜!なんで言ってくれなかったのぉ…。

「あれぇ?もう1人男の子がいるぅ?」

ふわふわと可愛らしい声が聞こえて、ガバッと顔を上げる。

ま、まさか……女の子!?

ここにも、1人女の子がいたのか…良かった…。

と、嬉しくなったのも束の間。

男の子だったか…。

私はがっくり、と肩を落とす。

まあ…仕方ないよね…。

お兄ちゃんのためにも、頑張ろう!

私は気合いを入れ直した。

「は、はじめまして…。」

私は、可愛い声をした男の子に、そう言う。

「はじめまして〜。あなた、女の子みたいな顔してるね?」

可愛い…じゃ、なくて!

いやいや…女の子みたいな顔をしてるのはそっちでしょ…と思わず突っ込みたくなった。

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