君のとなり〜拓実と〜
第47章 君を想う
連休は、あっという間だった。
瑠夏と一緒にいられる時間が、こんなに早く過ぎるなんて思わなかった。
街を歩いたり、くだらないことで笑ったり。
ただ隣にいる。
それだけのことが、こんなに幸せだった。
離れてから、ずっと思っていた。
早く、瑠夏に会いたい。
その願いが叶って、また隣に瑠夏がいる。
それなのに、もう帰らなきゃいけない。
……寂しいな。
そんなことを考えながら、連休中、瑠夏が通っている新体操クラブへ一緒に行った。
そこで見たのは、想像していた以上にハードな練習だった。
勉強に、学校の部活。
それに、この練習。
想像するだけでもハードだ。
……そりゃ、痩せるわけだ。
瑠夏は、俺がいない間もこんなに頑張っていたんだ。
そう思うと、胸が少し苦しくなる。
「瑠夏、無理するなよ」
そう言っても、きっと瑠夏は、
「無理してないよ」
って笑うんだろう。
たぶん、本当にそうなんだと思う。
今の瑠夏にとって、新体操は大切なものだから。
だから、俺が止めるんじゃない。
瑠夏が頑張りたいと思っているなら、俺は応援したい。
瑠夏が笑っていられるように。
瑠夏が自分らしくいられるように。
それが、今の俺にできることだと思った。
……大好きだな。
改めて、そう思った。
離れてみて、余計に分かった。
瑠夏が俺にとって、どれだけ大切なのか。
そばにいるときは当たり前だった。
学校で顔を見て、話して、帰り道を一緒に歩く。
それが全部、当たり前じゃなかった。
会えなくなって初めて、その一つ一つがどれだけ幸せだったのか気づいた。
だから、これからも大切にしたい。
どんなに離れていても。
俺の大切な瑠夏を。
夜遅くまで練習した日は、必ず家まで送った。
「送ってくれてありがとう」
「うん。また明日」
玄関先で瑠夏のお母さんに会えば、きちんと頭を下げる。
「おやすみなさい」
「拓実くん、ありがとう」
「いえ」
瑠夏の隣にいられる時間は、あと少し。
だからこそ、一分一秒も大切にしたかった。
そして――
連休最後の日。
俺は瑠夏と一緒に、新幹線のホームにいた。
もうすぐ、関東へ戻らなきゃいけない。
「……今度は、いつ会えるかな」
瑠夏が小さな声で言った。
俺も、同じことを考えていた。
「夏休みには帰るよ」
「本当に?」
「うん」
瑠夏の目を見つめる。
「約束する」
瑠夏が嬉しそうに笑った。
「約束ね」
「うん。約束」
俺は瑠夏の手を握った。
本当は、離れたくない。
このまま、ずっと瑠夏の隣にいたい。
でも、それができないなら――
次に会える日まで、俺も頑張ろう。
瑠夏にまた笑って会うために。
新幹線がホームに入ってくる。
俺は瑠夏を抱きしめた。
「じゃあ、また夏に」
「うん。待ってる」
腕を離す。
名残惜しくて、もう一度、瑠夏を見る。
「瑠夏」
「ん?」
「大好きだよ」
瑠夏の頬が、少し赤くなる。
「……私も」
その言葉だけで、胸がいっぱいになった。
新幹線へ乗り込む。
窓から見る瑠夏に、手を振る。
瑠夏も笑って手を振ってくれる。
その姿を見ながら思う。
離れていても。
会えない日があっても。
俺の気持ちは変わらない。
大切な瑠夏を、ずっと大切にしたい。
そして――
夏休みには、また会いに帰る。
それまで、頑張ろう。
瑠夏。
次に会う日まで――
元気でいて。
俺の大切な人。
瑠夏と一緒にいられる時間が、こんなに早く過ぎるなんて思わなかった。
街を歩いたり、くだらないことで笑ったり。
ただ隣にいる。
それだけのことが、こんなに幸せだった。
離れてから、ずっと思っていた。
早く、瑠夏に会いたい。
その願いが叶って、また隣に瑠夏がいる。
それなのに、もう帰らなきゃいけない。
……寂しいな。
そんなことを考えながら、連休中、瑠夏が通っている新体操クラブへ一緒に行った。
そこで見たのは、想像していた以上にハードな練習だった。
勉強に、学校の部活。
それに、この練習。
想像するだけでもハードだ。
……そりゃ、痩せるわけだ。
瑠夏は、俺がいない間もこんなに頑張っていたんだ。
そう思うと、胸が少し苦しくなる。
「瑠夏、無理するなよ」
そう言っても、きっと瑠夏は、
「無理してないよ」
って笑うんだろう。
たぶん、本当にそうなんだと思う。
今の瑠夏にとって、新体操は大切なものだから。
だから、俺が止めるんじゃない。
瑠夏が頑張りたいと思っているなら、俺は応援したい。
瑠夏が笑っていられるように。
瑠夏が自分らしくいられるように。
それが、今の俺にできることだと思った。
……大好きだな。
改めて、そう思った。
離れてみて、余計に分かった。
瑠夏が俺にとって、どれだけ大切なのか。
そばにいるときは当たり前だった。
学校で顔を見て、話して、帰り道を一緒に歩く。
それが全部、当たり前じゃなかった。
会えなくなって初めて、その一つ一つがどれだけ幸せだったのか気づいた。
だから、これからも大切にしたい。
どんなに離れていても。
俺の大切な瑠夏を。
夜遅くまで練習した日は、必ず家まで送った。
「送ってくれてありがとう」
「うん。また明日」
玄関先で瑠夏のお母さんに会えば、きちんと頭を下げる。
「おやすみなさい」
「拓実くん、ありがとう」
「いえ」
瑠夏の隣にいられる時間は、あと少し。
だからこそ、一分一秒も大切にしたかった。
そして――
連休最後の日。
俺は瑠夏と一緒に、新幹線のホームにいた。
もうすぐ、関東へ戻らなきゃいけない。
「……今度は、いつ会えるかな」
瑠夏が小さな声で言った。
俺も、同じことを考えていた。
「夏休みには帰るよ」
「本当に?」
「うん」
瑠夏の目を見つめる。
「約束する」
瑠夏が嬉しそうに笑った。
「約束ね」
「うん。約束」
俺は瑠夏の手を握った。
本当は、離れたくない。
このまま、ずっと瑠夏の隣にいたい。
でも、それができないなら――
次に会える日まで、俺も頑張ろう。
瑠夏にまた笑って会うために。
新幹線がホームに入ってくる。
俺は瑠夏を抱きしめた。
「じゃあ、また夏に」
「うん。待ってる」
腕を離す。
名残惜しくて、もう一度、瑠夏を見る。
「瑠夏」
「ん?」
「大好きだよ」
瑠夏の頬が、少し赤くなる。
「……私も」
その言葉だけで、胸がいっぱいになった。
新幹線へ乗り込む。
窓から見る瑠夏に、手を振る。
瑠夏も笑って手を振ってくれる。
その姿を見ながら思う。
離れていても。
会えない日があっても。
俺の気持ちは変わらない。
大切な瑠夏を、ずっと大切にしたい。
そして――
夏休みには、また会いに帰る。
それまで、頑張ろう。
瑠夏。
次に会う日まで――
元気でいて。
俺の大切な人。