流れ星に願いをこめて。

第三話 転校生は、あの日の君

翌朝。

 目覚ましが鳴るより先に目が覚めた。

 昨日の夜、玲央くんと再会したことが、夢じゃなかったのか確かめたくて、何度もスマホの画面を見た。けれど、連絡先を交換したわけでもない。

 ただ、帰り道を一緒に歩いた。
 また会えると約束した。

 それだけなのに、胸の奥はずっと落ち着かなかった。

「……浮かれてる場合じゃないでしょ」

 鏡の前で、自分に言い聞かせる。

 わたしは昔のままじゃない。
 再会したからって、すぐに昔の気持ちに流されるつもりはなかった。

 玲央くんが何を考えているのか。
 どうしてあの夜、あんな場所にいたのか。
 そして、わたしのことを本当に覚えていたのか。

 ちゃんと自分の目で確かめたい。

 そう思いながら教室へ向かうと、いつもより騒がしい声が聞こえてきた。

「今日、転校生が来るんだって」

「しかもすごくかっこいいらしいよ」

「どこから来たんだろうね」

 女子たちが楽しそうに話している。

 転校生。
 その言葉に、なぜか胸がざわついた。
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