幼なじみの蓮くんが、最近なんか甘い
コンビニを出て、またふたりで歩き始める。
夕方の空は、少しずつオレンジ色になっていた。
「今日、なんか楽しかった」
私が言うと、蓮が隣を見る。
「いつもと同じだろ」
「そうなんだけど」
私は少し考える。
「なんか、今日は楽しい」
「……そっか」
「蓮は?」
「俺も」
「ほんと?」
「うん」
短い返事。
でも、それだけで嬉しくなる。
「じゃあ、また寄ろうね」
「いいけど」
「やった」
私は笑った。
しばらく歩いていると、前から自転車が走ってきた。
「結菜」
「え?」
蓮が私の肩を軽く引く。
「危ない」
「……あ」
自転車がすぐ横を通り過ぎていく。
「ごめん」
「前見て歩けよ」
「見てたよ」
「見てなかった」
「……はい」
少しだけ反省する。
すると蓮が、私の歩く位置をさりげなく変えた。
今度は私が道路から離れて、蓮が車道側を歩いている。
「蓮」
「ん?」
「ありがと」
「別に」
「今日、何回目だろ」
「何が?」
「蓮に助けてもらうの」
「数えてない」
「私は数えてる」
「じゃあ、これから数えなくていい」
「なんで?」
「当たり前だから」
「……当たり前?」
蓮は少しだけ黙った。
「……幼なじみだし」
「そっか」
その言葉に、私はなんとなく安心した。
なのに。
胸の奥が、少しだけ寂しくなった。
夕方の空は、少しずつオレンジ色になっていた。
「今日、なんか楽しかった」
私が言うと、蓮が隣を見る。
「いつもと同じだろ」
「そうなんだけど」
私は少し考える。
「なんか、今日は楽しい」
「……そっか」
「蓮は?」
「俺も」
「ほんと?」
「うん」
短い返事。
でも、それだけで嬉しくなる。
「じゃあ、また寄ろうね」
「いいけど」
「やった」
私は笑った。
しばらく歩いていると、前から自転車が走ってきた。
「結菜」
「え?」
蓮が私の肩を軽く引く。
「危ない」
「……あ」
自転車がすぐ横を通り過ぎていく。
「ごめん」
「前見て歩けよ」
「見てたよ」
「見てなかった」
「……はい」
少しだけ反省する。
すると蓮が、私の歩く位置をさりげなく変えた。
今度は私が道路から離れて、蓮が車道側を歩いている。
「蓮」
「ん?」
「ありがと」
「別に」
「今日、何回目だろ」
「何が?」
「蓮に助けてもらうの」
「数えてない」
「私は数えてる」
「じゃあ、これから数えなくていい」
「なんで?」
「当たり前だから」
「……当たり前?」
蓮は少しだけ黙った。
「……幼なじみだし」
「そっか」
その言葉に、私はなんとなく安心した。
なのに。
胸の奥が、少しだけ寂しくなった。