幼なじみの蓮くんが、最近なんか甘い
なんでこんなに気になるの
月曜日。
週の始まりは、いつも少しだけ憂鬱だった。
朝は眠いし、授業も長く感じる。
でも今日は、いつもより早く目が覚めた。
理由は分かっている。
――蓮に会える。
そう思った瞬間、自分で自分に驚いた。
「……なんで?」
ベッドの上で、ひとり呟く。
昨日は日曜日だった。
たった一日、学校が休みだっただけ。
それなのに。
朝からずっと、今日のことを考えていた。
学校に行けば会える。
いつもなら、それくらい普通のことなのに。
急いで支度をして、家を出る。
いつもの道を歩きながら、自然と足が速くなっていた。
角を曲がったところで、前に蓮の姿が見える。
「おはよう」
振り返った蓮が、いつものように笑う。
「おはよう、結菜」
その声を聞いた瞬間、胸の奥がふっと軽くなった。
昨日まで感じていた寂しさが、嘘みたいに消えていく。
私は隣に並びながら、そっと息を吐いた。
やっぱり。
私は、蓮に会いたかったんだ。