幼なじみの蓮くんが、最近なんか甘い
雨はしばらく降り続いた。
傘の下で並んで歩きながら、私たちはいつものように話をしていた。
今日の授業のこと。
クラスのこと。
帰ったら何をするか。
どれも、特別な話ではない。
それでも、蓮と話していると時間が早く感じる。
家までの道が、いつもより短く感じるくらいだった。
「そういえば」
ふと、私は口を開いた。
「蓮ってさ、高校卒業しても今みたいに一緒に帰ってたりするのかな」
自分でも、どうしてそんなことを聞いたのか分からなかった。
ただ。
いつもの帰り道が、ずっと続けばいいと思った。
蓮は少しだけ黙っていた。
雨音だけが、傘の上で小さく響く。
「……そうだったらいいけど」
返ってきた声は、いつもより少しだけ小さかった。
「何それ」
私は笑う。
「ずっと一緒じゃん」
そう言ってから、何となく蓮を見る。
蓮は前を向いたままだった。
その横顔はいつも通りで、何を考えているのかは分からない。
でも、少しだけ寂しそうに見えたのは気のせいだったのかもしれない。
「じゃあ、約束ね」
私は笑って言った。
蓮は一瞬だけこちらを見て、それから小さく頷いた。
「……うん」
その返事が、なぜか心に残った。
ずっと一緒。
今の私にとっては、それが当たり前だった。
だから、その当たり前がいつか変わるかもしれないなんて。
このときは、まだ考えもしなかった。
傘の下で並んで歩きながら、私たちはいつものように話をしていた。
今日の授業のこと。
クラスのこと。
帰ったら何をするか。
どれも、特別な話ではない。
それでも、蓮と話していると時間が早く感じる。
家までの道が、いつもより短く感じるくらいだった。
「そういえば」
ふと、私は口を開いた。
「蓮ってさ、高校卒業しても今みたいに一緒に帰ってたりするのかな」
自分でも、どうしてそんなことを聞いたのか分からなかった。
ただ。
いつもの帰り道が、ずっと続けばいいと思った。
蓮は少しだけ黙っていた。
雨音だけが、傘の上で小さく響く。
「……そうだったらいいけど」
返ってきた声は、いつもより少しだけ小さかった。
「何それ」
私は笑う。
「ずっと一緒じゃん」
そう言ってから、何となく蓮を見る。
蓮は前を向いたままだった。
その横顔はいつも通りで、何を考えているのかは分からない。
でも、少しだけ寂しそうに見えたのは気のせいだったのかもしれない。
「じゃあ、約束ね」
私は笑って言った。
蓮は一瞬だけこちらを見て、それから小さく頷いた。
「……うん」
その返事が、なぜか心に残った。
ずっと一緒。
今の私にとっては、それが当たり前だった。
だから、その当たり前がいつか変わるかもしれないなんて。
このときは、まだ考えもしなかった。