幼なじみの蓮くんが、最近なんか甘い
家に帰ってからも、今日のことが頭から離れなかった。
ベッドに座って、スマホを眺める。
蓮とのトーク画面を開いた。
少し迷ってから、文字を打つ。
『今日、楽しかった』
送信。
すぐに既読がついた。
『俺も』
短い返事。
それだけなのに、自然と笑顔になる。
『また公園行こうね』
少ししてから、
『うん』
と返ってきた。
私はもう一度、画面を見つめる。
そして、今日言ったことを思い出した。
――蓮のこと、もっと知りたい。
指を動かして、もう一度メッセージを送る。
『蓮のこと、もっと知りたいから』
送った瞬間、恥ずかしくなった。
取り消そうかな。
そう思ったとき、スマホが震える。
『じゃあ、もっと教える』
その文字を見て、胸がいっぱいになる。
「……もう」
思わずスマホを胸に抱えた。
なんでこんなに嬉しいんだろう。
最近、蓮と話すだけで嬉しい。
一緒にいるだけで楽しい。
少し離れると、会いたくなる。
その気持ちを、まだ私はうまく説明できない。
ただ。
この気持ちを嫌だとは思わなかった。
むしろ――。
もう少しだけ、このままでいたい。
蓮のことを、もっと知りたい。
そして。
私のことも、もっと知ってほしい。
そんな気持ちを抱えたまま、私はスマホの画面をもう一度眺めた。