幼なじみの蓮くんが、最近なんか甘い
放課後。
今日は昨日みたいに雨が降ることもなく、空はきれいに晴れていた。
「結菜、帰る?」
教室のドアから蓮が顔を出す。
「うん。ちょっと待って」
私は急いで荷物をまとめた。
「今日さ、コンビニ寄っていい?」
「なんで」
「新しいアイス出たの!」
「……また?」
「また!」
昨日、友達に教えてもらった新作のアイス。
どうしても食べたかった。
「蓮も食べる?」
「いらない」
「絶対おいしいよ?」
「結菜が食べてから感想聞く」
「えー、自分で食べればいいのに」
「甘すぎる」
「蓮、甘いもの好きじゃん」
「好きだけど、限度がある」
「難しいなあ」
そんな話をしながら、学校を出る。
昨日と同じ道。
昨日と同じ隣。
なのに。
ふと、昨日のことを思い出した。
傘の中で肩が近かったこと。
蓮が「もうちょっとこっち」と言ったこと。
そして――
『……そうだったらいいけど』
昨日の蓮の言葉。
「……」
「結菜?」
「え?」
「どうした」
「ううん。なんでもない」
私は慌てて前を向いた。
「ぼーっとしてた」
「疲れてる?」
「大丈夫!」
「ならいいけど」
蓮が少しだけ私の顔を覗き込む。
近い。
そう思った瞬間、なぜか胸が小さく跳ねた。
「……?」
「……なんでもないってば」
私は誤魔化すように歩く速度を少しだけ速くした。
今日は昨日みたいに雨が降ることもなく、空はきれいに晴れていた。
「結菜、帰る?」
教室のドアから蓮が顔を出す。
「うん。ちょっと待って」
私は急いで荷物をまとめた。
「今日さ、コンビニ寄っていい?」
「なんで」
「新しいアイス出たの!」
「……また?」
「また!」
昨日、友達に教えてもらった新作のアイス。
どうしても食べたかった。
「蓮も食べる?」
「いらない」
「絶対おいしいよ?」
「結菜が食べてから感想聞く」
「えー、自分で食べればいいのに」
「甘すぎる」
「蓮、甘いもの好きじゃん」
「好きだけど、限度がある」
「難しいなあ」
そんな話をしながら、学校を出る。
昨日と同じ道。
昨日と同じ隣。
なのに。
ふと、昨日のことを思い出した。
傘の中で肩が近かったこと。
蓮が「もうちょっとこっち」と言ったこと。
そして――
『……そうだったらいいけど』
昨日の蓮の言葉。
「……」
「結菜?」
「え?」
「どうした」
「ううん。なんでもない」
私は慌てて前を向いた。
「ぼーっとしてた」
「疲れてる?」
「大丈夫!」
「ならいいけど」
蓮が少しだけ私の顔を覗き込む。
近い。
そう思った瞬間、なぜか胸が小さく跳ねた。
「……?」
「……なんでもないってば」
私は誤魔化すように歩く速度を少しだけ速くした。