浅葱と萌葱の検死報告〜ラスト・ドレスを纏ったシンデレラ〜
ライラ・スワンについて
「取り乱してしまい、申し訳ありません……」

レベッカが鼻を啜る。白夜は小刻みに震えるレベッカの手に、優しく触れた。

「無理もありません。ご友人が亡くなったんです。悲しいのは当たり前です」

「すみません……」

三人は今、テレビ局ではなくロキシー・スノーの自宅にいた。レベッカは仕事後にロキシーと会う約束をしており、その場に白夜と夕鈴もお邪魔させてもらったのだ。

「お待たせしました」

ドアが開き、人数分の飲み物を持ったロキシーがやって来る。彼女の隣にはジャーマン・シェパードが尻尾を振っており、白夜は目を輝かせ、夕鈴は顔を強張らせる。

「レベッカから聞きました。ライラが死んだって……。本当なんですか?何かの間違いじゃ……」

飲み物を置いたロキシーの手が震えている。白夜が言葉に詰まると、夕鈴が毅然とした態度で答えた。

「身体的特徴からライラ・スワンさんであることに、間違いはありません」

「ライラ……!」
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