浅葱と萌葱の検死報告〜ラスト・ドレスを纏ったシンデレラ〜
「ありがとう。あたし、リッキーを取られるくらいなら本気で夕鈴ちゃんや夕鈴ちゃんの上司と喧嘩するつもりやったから」

白夜はリッキーを抱き締める。その目から涙が溢れた。これから、リッキーは白夜の家族として生涯生きていく。

「あたし、リッキーを絶対に幸せにする。絶対手放さへん」

「……うん」

「安心したらお腹空いてきた〜。ご飯食べよかな。夕鈴ちゃんはご飯食べたん?」

「まだ」

「じゃあ準備するわ」

キッチンに白夜が立つと、リッキーも付いてくる。ペロペロの舌舐めずりをするリッキーに、白夜はフフッと笑い声を上げた。目の前の家族がとにかく愛おしくてたまらない。

「お待たせ〜」

「ありがとう」

テーブルに和食の朝ご飯を並べ、二人で食べ始めた。味噌汁を飲んだ白夜は訊ねる。

「そういえば、夕鈴ちゃんって何でFBIに入ったん?」

「当時付き合ってた恋人から、「一緒に採用試験受けよう」って誘われたから」
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