碧くんの好きが溢れてる ③ 〜あなたの好きに興奮して体に悪いんですけど〜
 そして瞬く間に1週間、碧くんと図書館デート、いやいや勉強をした。私は今だかつて、こんなに楽しい勉強会は知らない。まだテスト受けてないけど、なんだか成績が上がった気がして楽勝ムードだ。

それに毎回一緒に帰れるし、碧くんを独り占めしている満悦。水族館デートのご褒美恐るべし。私の未来は碧くん一色だ。

碧くん色で染められている。さぁ、碧くんベタベタ塗るがいい。


 試験当日は落ち着いて挑めた。なんだかすらすら問題が解ける。全問正解とはいかないにしても、少し手応えを感じた。

高校に入ってからは授業が難しく感じたが、碧くんとの勉強会で自信がついた。せめて真ん中あたりの成績で赤点なし、平均点は全科目とれるのが目標だった。

碧くんはやるなら、もっと上を目指した方が、いいよって言ってくれた。それは無理、背伸びして受験した高校だ。そんなに甘くない。

私は1歩ずつ頑張ると宣言した。するとアリスらしいと笑った。丁寧に分かりやすく教えてくれた碧先生。その思いに応えたい。

 
 そうして無事に全科目の試験が終了した。赤点は無い自信がある。帰る時、碧くんが迎えに来てくれた。

「碧くん、赤点はないと思う」私は自信満々だった。
「え、赤点取るかもって、試験受けてたの?」
「うん」

碧くんは笑った。私真剣だったのになんで笑うかな。

「碧くんは学年トップだから笑うんだ。真剣に頑張ったんだよ」
「いや、いや、赤点ないと自信ありげな顔のアリスが可愛く見えたから」
「もう出来の悪い子の気持ちも察してよ」
「悪くないよ。教えると飲み込みが早かった。」
「そうなの?碧くんは、いい先生だ。碧先生、これからもよろしくお願いします。」
「仕方ないな。アリスのために何でも教えるよ」

頼もしい碧くんに感謝だ。そこら辺の塾の先生より優秀な先生を見つけた。また図書館デートできるかな。またまた不純な私が登場した。ふふふ…。

「ねぇ、アリス。これから水族館行く?」
「それご褒美で、まだ結果出てないよ」
「アリスも手応えあったって言ってたよね。2人とも頑張ったから、ご褒美もらってもいいよ」
「うん、そうだね。頑張った。ご褒美いいね」

碧くんは明日から部活があるそうで、今日行かないと、いつになるか分からない。それも口実で、ご褒美にありつけることになった。幸せ!
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