calendar〜学校で大人気の週間男子達から溺愛されてます!?〜
「ただいま〜……っ」

特別寮の重厚な玄関ドアを開けると、私は思わずその場にへたり込みそうになった。

初めての中学バドミントン部の練習は、想像以上にハードで足がガクガクだ。

「おかえり……大丈夫か? すごい疲れてる顔してるぞ」

リビングから顔を出したのは、陸くんだった。

「あ、陸くん……! うん、バド部の練習がすごく本格的で……でも楽しかったよ!」

「そっか。でも無理は禁物だぞ。ほら、食堂で冷たいお茶でも飲みな」

陸くに促されてリビングに入ると、ソファでは大樹くんと炎くんがゲームで白熱していた。

「あーっ! 炎、お前ずるい! 今の絶対ファールだろ!」

「は? 実力だよ実力! 俺の勝ち〜!」

「あ、暦ちゃんおかえり〜! 部活おつかれさま!」

ラグの上で天体雑誌を広げていた陽くんが、ふわっと柔らかい笑顔で振り返る。

奥のテーブルでは水くんがフルートのお手入れをしていて、煌くんは文庫本を片手にヘッドホンを首にかけていた。

(みんな、それぞれの放課後を過ごしてるんだなぁ……)

「お茶持ってきたぞ。はい」

トントン、と肩を叩かれて振り返ると、陸くんが冷えた麦茶のグラスを差し出してくれた。
< 40 / 45 >

この作品をシェア

pagetop