ミュージック・プロジェクト! 〜デビューをかけた秘密のアイドル大作戦!〜
「それじゃあまずは、皆のやりたいことをまとめよう。」

「俺は歌いたい。
曲はなんでもいいが…歌ったことの無いヤツがいいな。」

「僕は自分達を魅せたいな!
ファンサービスとか、お喋りとか?」

「…演技がしたい。」

やっぱり、自分の得意分野はやりたいよね。

皆の予想通りの反応にふふ、と笑いが零れる

私も皆の個性だし、妥協はしたくないな。

問題は…

「この個性をどう1つにするか、か。」

「…別に1つにしなくてもいいのかも。」

「紡?」

ひとつにしなくてもいいんだ。

皆の個性を爆発させる方法は、それだけじゃない。

皆のやりたい事をやりたいだけやって貰えればいいんだ。

「皆の個性…全部、やりたいだけ披露していいんだ!」

「でも、バラバラ過ぎになっても駄目じゃない?」

律くんのその言葉に再び考え込む

皆の個性を爆発させるだけじゃなくて…何か一体感を…

─『歌って踊ったり、ファンサービスする?』

…歌って、踊る…!

「ダンス…!」

「ダンス?」

「歌ったりすることは、皆の個性をそれぞれ活かして…
それでダンスで一体感を披露するの…!」

得意不得意はあるかもしれない。

それでも、皆で成長する過程がある。

「Paletteらしい、個性とダンスで…2ndミッションは勝負しよう…!!」

「…ダンス。
俺もあまり経験はないが…それが逆に必要、ってことか。」

「はいはーい!
僕、流行ってる曲なら踊れるよー!」

「…俺もやった事ないけど…まあ、やってみる。」

「上手くなくても大丈夫。
最初からできる人なんていないから。
皆で悩んで、練習して、成長していく。
これが私達の…Palette としての個性になるから。」

「あぁ。」

「個性爆発しちゃうぞーー!」

「律うるさい」

良かった。

でもまだこれは、始まりだ。

皆の事を最大限に活かせるステージを作れるように私も精一杯頑張ろうっ…!



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