落ちこぼれ芸能科ですが、演技の天才ヒロインが舞台で全員勝たせます。
第八章
翌朝、教室に入った瞬間。
小春はすべてを察した。
空気が、変だ。
いつもより静か、というわけじゃない。
むしろ逆だ。みんな平然を装っているのに、目だけが妙にきらきらしている。
「……おはよう」
そっと言ってみる。
「おはようございます!」
「おはよう!」
「お、おはよう……!」
返事はやけに元気だった。
その勢いに気圧されながら小春が席へ向かおうとすると、桃園えるがものすごい速さで飛んでくる。
「小春ちゃん!」
「ひゃっ」
「おはよう!」
「お、おはよう……」
えるの笑顔は朝日みたいにまぶしい。
いや、まぶしいというより、完全に何かを知っている人の顔だ。
「今日もいい天気だね!」
「そうだね……」
「昨日はいろいろあったね!」
「うっ」
一言目からそれを出すんだ。
小春の頬がじわっと熱くなる。
「べ、べつに、いろいろってほどじゃ」
「えっ」
えるが大げさに目を丸くする。
「告白って、いろいろの中でもかなり大きいほうじゃない?」
「えるちゃん!」
思わず小さく叫ぶと、近くの席から何人かがぴくっと反応した。
小春はすべてを察した。
空気が、変だ。
いつもより静か、というわけじゃない。
むしろ逆だ。みんな平然を装っているのに、目だけが妙にきらきらしている。
「……おはよう」
そっと言ってみる。
「おはようございます!」
「おはよう!」
「お、おはよう……!」
返事はやけに元気だった。
その勢いに気圧されながら小春が席へ向かおうとすると、桃園えるがものすごい速さで飛んでくる。
「小春ちゃん!」
「ひゃっ」
「おはよう!」
「お、おはよう……」
えるの笑顔は朝日みたいにまぶしい。
いや、まぶしいというより、完全に何かを知っている人の顔だ。
「今日もいい天気だね!」
「そうだね……」
「昨日はいろいろあったね!」
「うっ」
一言目からそれを出すんだ。
小春の頬がじわっと熱くなる。
「べ、べつに、いろいろってほどじゃ」
「えっ」
えるが大げさに目を丸くする。
「告白って、いろいろの中でもかなり大きいほうじゃない?」
「えるちゃん!」
思わず小さく叫ぶと、近くの席から何人かがぴくっと反応した。