魔法より、君に恋をする。
昼休みが終わり、午後の授業も終わった。

 放課後。

「リリア、今日はどうする?」

 セシルが聞く。

「生徒会室」

「また?」

「ルシアン先輩に来てって言われた」

「一人で行ける?」

「行ける」

「本当に?」

「昨日はクロフォード先輩がいたから迷っただけ」

「その理屈おかしくない?」

「今日は大丈夫」

「送ろうか?」

「剣術部あるでしょ?」

「あるけど」

「大丈夫。たぶん」

「最後の一言で不安になったんだけど」

「もし来なかったら探して」

「分かった」

「分かるんだ」

 ノアが笑う。

「僕が送ろうか?」

「ノアは先生に呼ばれてるんじゃないの?」

「あ」

「忘れてた?」

「……うん」

「じゃあ一人で行きます」

 リリアは鞄を持った。

「また明日」

「うん。また明日、リリア」

「またね」
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