敵国から嫁いできた悪役王女……のつもりだったのですが、めちゃくちゃ大事にされている上に、契約結婚になるようです。
「そもそも、こんな鉄のパンツを履いていたらお花摘みに行けません」
「パンツって言わないでよ!」
「こんなもの、どうやって入手したんですか」
「エクバルトがよこしてきたのよ。野獣の国に行くなら着けてみればって」
「第二王子ですか?」
あの、私の体を触りたがる変態兄からもらったもの?
私が眉をしかめながらまじまじとアイリス姉さまの履いている鋼鉄のパンツを見る。
「あの、ちょっと。あんまり見ないでもらえるかしら」
「これ、本当にその鍵で開くんですか?」
「え?」
「装着前に確かめましたか」
「いいえ」
……。