敵国から嫁いできた悪役王女……のつもりだったのですが、めちゃくちゃ大事にされている上に、契約結婚になるようです。



   ~✿~✿~✿~

 その日の日中、私の知らないところで、マイケルとミゲルに会ったアイリス姉さまは、心の底からの心配を受けたらしい。

「一晩中、ヴィオレッタと一緒に!?」
「アイリス殿下、ご無事ですか……いや、こんなにもおやつれになって……くっ、手遅れでしたか……!」
「大丈夫ですか、暫く自室で横になられますか!?」

 その言葉を聞いたアイリス姉さまは、「私はマグネリア王国の男性を信じます」と呟いた後、極度の眠気により失神。
 そして私はなぜか、マイケルにより、夜中にアイリス姉さまの寝室に行くことを禁じられてしまった。
 解せないことである。
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